メン・イン・ブラック：インターナショナル観てきたよ
こんばんは。メンインブラックの最新作観てきました！吹き替えが見えている地雷だったので字幕で観てきました。吹き替えはいつの日かテレビでお目見えできるでしょう。
大雑把に言うと面白かったけどちょっとストーリー的に気になるところはあるな！という感じでした。ストーリーというかキャラ造形…？作り方…？総じて言うと面白かったし、安定しているCGのすごさと役者さんたちの演技は文句なしでしたよ！メンインブラックの続編！というとメンインブラックのを元々好きだった人がその大本の設定だったりを知っているが故にちょっと…となるんだと思います。メンインブラックの続編だと思わなければ普通に面白いし何も考えずに軽い気持ちで観て軽い気持ちで帰れるいい塩梅の作品だと思います。点数で言えば70点かな？
あーでも、やっぱり元のメンインブラックと比べてしまうと終わった後のスカっと感も笑えるところも減ってしまったかな、とは思います。コメディシーンがわかりにくいよね…。
どんな作品だってそのタイトルを持って続けていくつもりならば、いつかは世代交代をしなくてはいけないのはそうなのですが、それにしてもまだまだ現役のウィル・スミスを交代させたのには最初は驚きました。JとKの物語は確かに3作で綺麗に終わっているからいいし、3作目でトミー・リー・ジョーンズを本編にほとんど絡めないで作ったあたりであ～そういう方向性になっていくのね、とは思ったんですが。やっぱりあの二人の話が好きだったじゃないですか！わたしはね！
まあだからキャストが変わってもあ～と納得はできた。それにしてもまさかクリヘムがやることになるとは思いもしなかったですけどね。クリヘムとテッサはおそらくほとんどの方がそうだと思いますが、まあマーベル作品で知っている存在です。アベンジャーズ観てきましたよ。しかもソーで絡みの有った二人をそのまま登用しているあたり、作品のストーリー中でも感じる事なのですがちょっと内輪ネタだよね、感あります。コメディの作り方もなんですけどこうすると受けるよねの対象が狭いんですよね。アメリカでのアベンジャーズ履修率ってインドにおけるマハーバーラタなの？まあ、クリヘムとテッサのタッグでやってるんだからマイティソーはみんな観てるよね♪みたいな感じが透けて見えているじゃん。内輪ネタ～。日本じゃ受けないよね。もうちょい分かりやすいコメディが欲しかったな…。
では感想。
まずはエージェントMをメインに。
幼いエージェントMとエイリアンの出会いから。これはきっとフラグだとは思いましたが、まさかあんな姿になっているとはね…。そんでもって成長し、エイリアンを追いかけるエージェントM。他の方の感想を見るとエージェントMが最初は好きじゃないって人もいるみたいでしたが、わたしはすっごい好きなキャラでした！
マジメでひたむきでちょっと狡猾で、スーツ姿で本部に潜り込むところとかすごい好きです！確かにあの姿になっちゃったら分からんよね！と思ったら普通にばれてましたがｗエージェントOとのやり取りも好きです！どっちも頭のいい女性二人だから通じ合うところもあるんじゃないかなーと思ったり。この二人の関係がわたしは結構好きなので、次作があるならここの関係をもっと見たい！と思ってしまいましたよ。
メンインブラックの名前のメン＝男性も確かにこの時代だとねｗとなりました。前々からのMIBもトップに女性はいたわけですが。
MIBの支店間を移動するのとかすっごい面白かったですね！エージェントMがバックをつかんで楽しそうにしてるのとか、きょろきょろあたりを見回してるのとか同じ気持ちになってわくわくしてしまいました！前までのMIBも最初は確かに新入りポジだった気がしますが、今回のエージェントMはもっと気持ちが入りやすいというか…。私までMIBの新入社員になった気持ちでしたね。テッサの愛嬌ある演技というか、芯が在るけど年相応に可愛らしいところとかすごく好きです。
寝ているエージェントHに一緒に行動していいかの許可を取るところはもう少しやり取りが分かりやすくなればいいのになーと思いました。たぶんここエージェントMがちょっと狡猾なところというか端的に言うと脅して一緒に行っていいよになるところだと思うんですけど、字幕翻訳だからかなあ…。もしかしたら原語的にはウィットに富んだ？ブラックジョークのようなニュアンスがあったのかも？
守らないといけないエイリアンとのやり取りはこの、任務の為にあのエイリアンと寝ろと？みたいなところってエージェントHがエイリアンとベッドインしちゃう男だってところと対比してるんですかね？いやまあエージェントHはあの状況だと命がかかっていたのでベッドインしたんだとは思うんですけど。
でもって摩訶不思議ぐにょぐにょエイリアン(実は被害者)が襲ってきて応戦、ってシーンはやっぱり楽しいですね！車からいろんな武器が出てくるのって憧れですよね！自分の車もミラー引っ張ったら銃出てこないかな！って思っちゃいますもんね！
と思ったら守るべきエイリアンが死んでびっくりしました！！守れよ！！
そこからはMIBにスパイがいるかも～逃げろ～わーと色々あって（はぶくな）武器商人のところに潜り込むときですよ！メンインブラックなのについにスーツ脱いじゃったよ！！って！！いや、いやまあ、状況的に仕方ないけども！そこはちょっと衝撃というかしかも短いシーンじゃなかったからえ、これ、メンインブラックだよね！？！って思っちゃいましたね…。
エージェントMと武器商人の女性（手が四本ある）との格闘シーンはね！やはり女性が主軸に関わってくるなら女性同士の格闘シーンって見たいじゃないですか。それが盛り込まれてて嬉しかったです！というか熱かったです！テッサ本当に格好いい女性ですよね…。憧れますね…。
でもって！きっかけとなったエイリアンとの再会ですよ。正直もっと重要なシーンで使われる再会だと思ったらまさか普通にシーンのひとつだった…。しかも、そのあと一緒に行動するわけでもないっていうね！いや！きっかけになった出来事じゃないですか。あんな意味深に冒頭に挟み込んでくるじゃないですか。そりゃエージェントMが命の危機に陥った時にあの可愛らしかったエイリアンくんが敵になっていてでも身を挺して助けてくれるとか、そういったのを思い描いていたのであっさりすぎるぐらいあっさりおわってびっくりでしたね…。いやまあエージェントMにはすでにマスコットがね…いたからね…かなしいね…。
で、急激にハイTがスパイだったと分かって、さいごのシーン。マスコットくん、優秀でしたね。いや、彼は素晴らしいですよ。エージェントMとエージェントHがいつ甘い雰囲気になるかとおそれていたわたしはこのマスコットくんがいたから二人は恋人にはならなかったのだと思っております。ケンカのシーン、かわいかったね。
正直男女ペアだし、エージェントMが恋もしてこなかったというたびに私はそれは恋愛フラグだ危険だ！！と焦ったものです。でも最後までキスシーンもなく終わったのは私個人ではいいなーと思いました。男女タッグものとはいえ安易に恋愛関係で終わらせるようなかたちじゃなくてそこはすごい好感でしたね。しかもこれからも二人でやっていく、という形じゃなくて別れで終わるってのも意外でした。
個人的にはエージェントMのほうが好きになったキャラクターだったのでエージェントMの活躍をもっとみたいと思ったのでそっちメインでやってくれないかなーと思っていたんですが、マスコットくんをあげたあたりでもしかして続きやるならクリヘムメイン？と察してしまいました。いや、クリヘム……じゃなくてエージェントHは掘り下げがたらないんですよ！だから好きになれずに終わるんです！ということでエージェントHのはなし！
そのまえにクリヘム！もうね！めちゃくちゃ格好いいですね！！直近で観たアベンジャーズのクリヘムは太ったソーでしたし、ソーは格好いい男前のキャラというよりは愛嬌があるコメディよりなキャラというイメージだったので、こんなに格好いいクリヘムをお出しされてもう…乙女心が止まりません…でしたよ…。最後にエージェントMが恋心を抱いてしまったぽかったのも仕方ないですよ…だってクリヘムですもん…。無条件で恋ですよ。エージェントHの印象が緩和されてるのってクリヘムの元来持っている陽の気というか愛され感が出ているからだと思います。クリヘムじゃなきゃもっとなんだこいつなキャラだった気がしますね。
で、そのエージェントHですよ！このメンインブラックでこいつの堀り下げがなされなさすぎて不完全燃焼というか、ストーリーに穴があるように思えちゃうんですよね。
ちょっと自堕落で遊びを知ってて色男で、でもってやれば仕事はできる。というキャラ造形なのかな？と思ったのですが皆さまどうなんでしょう。私は最初、冒頭のシーンで相棒が死んでしまったからこんなキャラになったのかな？と思ったのですが、相棒生きてるやん！というかハイTやん！（すみません年配の外国の役者さんの顔の違いがな…え、似てるけど違う人なのかな？とおもって最後らへんまで行った）飾られている戦いの肖像画を見ながらハイTがこの中の一人はどこに行ったんだ、みたいなこと言ってたから相棒どっか行っちゃったんだ…それを隠してるのか…と勘違いをした。でも昔のキミはどこに行ったんだ、ってニュアンスだったんだね。
この昔のキミは違った、ってのを守れなくて死んじゃったエイリアンも言ってるじゃないですか。そこっすよ。昔はもっとまじめ？か分からないですけど、ちゃんとしていた。でも今は違う。エイリアンの必死な言葉も聞かないで守るべき人を死なせてしまう。っていうこの変わってしまった原因が最後まで分からなかったじゃないですか。それが不満なんですよね。それが分からんままだったから、ただこの人ちゃらんぽらんな人なの？ってイメージで終わっちゃってるんですよね。もしかして変わってしまったのって記憶をピカってさせられちゃったから？いや、でもそれは倒したってところの部分だけでしょ？私が読み解けていないだけであったのかなあ。それともここは次作であかすぜ！ってことなんですかね…。
ハイTの次を期待されるぐらいに優秀だったじゃないですか。実際戦闘テクとかとっさの対処方法とか切れ者みたいに書かれてる部分もあって、もっと実際は優秀だよってキャラにできると思うんですよね。それこそ文ストの太宰さんみたいにちゃらんぽらんに見えるけど実際はすごい全体を見ている人って感じで。できたと思うんだけどなあ～そうしなかったんだよなあ。どうしてだろう…。
でもまあハイTとの関係は個人的に良かったです。定番だけど。海外作品って疑似親子と兄弟もの好きですよね？父親のように思っていた！息子のように思っていた！そういって父親が死ぬのよく見る…。
あとエージェントCもわたし好きでしたね。眼鏡でマジメでって好きなるしかないじゃん。でもHPのキャラクターのところにいないんだよなあｗわんこすらいるのに…なんだこの人選。
という感じで不満もまじえつつの感想でした。総括！クリヘムが好きな人はみたほうがよい！
